第30期 表彰

第46回可視化情報シンポジウム

ベストプレゼンテーション賞

(1)講演題目:レインボーシュリーレン法によるショックトレーンの可視化
講演者 :竹下泰史(北九州市立大)


(2)講演題目:射出機を用いたテニスボールの空力特性計測
講演者 :北島雅文(工学院大)


(3)講演題目:粒子/色素吸着型ポリマーセラミック感圧塗料の特性評価
講演者 :杉岡洋介(東北大)


(4)講演題目:RGB-Dカメラで記録した歩行者軌跡のパターン分析と可視化
講演者 :宮城優里(お茶の水女子大)


(5)講演題目:3次元計測点群データの奥行き強調可視化
― 点線と点密度制御の活用 ― 


講演者 :西村京馬(立命館大)

(6)講演題目:慣性フォーカスとDLDマイクロピラーによる微粒子分離
講演者 :鳥取直友(東工大)


(7)講演題目:偏心型軸流式血液ポンプの内部流れの解明と生体適合性の評価
講演者 :難波陽大(日本大)


(8)講演題目:燃料インジェクター内におけるストリングキャビテーションの発生と
3次元流場構造の分析


講演者 :中村崚登(神戸大)

(9)講演題目:機能表面に沿う自然対流気液二相流の可視化画像計測
講演者 :江口玲央(京工繊大)


アート賞


【大賞】
タイトル: Streamlines
作 者 : 石井大地、桑田輝一(大分工業高等専門学校)

【大賞】
タイトル: いろどり
作 者 : 芹田真澄、武田咲希恵(東京理科大学)

【金賞】
タイトル: "Watch" the sound
作 者 : 太田槙吾、市川拓弥(東京理科大学)

【銀賞】
タイトル: encounters of ocean currents and eddies
作 者 : 松岡大祐、荒木文明、佐々木英治 (国立研究開発法人海洋研究開発機構)

第29期 表彰

第29期学会賞

論文賞

(1)
受賞者: Tomohiko Tanaka, Rei Asami, Ken-ichi Kawabata, Kunio Hashiba, Takashi Okada, Tomohide Nishiyama
表  題: A posteriori accuracy estimation of ultrasonic vector-flow mapping (VFM)
対象論文: Journal of Visualization, Vol.20(3),pp.607-623.
推薦理由: 心臓内の血流ベクトル可視化技術(VFM)の臨床応用に向けては、測定結果の信頼性担保が課題であったが、本論文掲載の提案手法により課題が解決され、血流動態を可視化するキー技術が確立された。また、提案手法に基づき、VFMが世界で初めて製品化された。提案手法は、技術の新規性・信頼性が優れたものと認められるだけでなく、血流動態評価による心不全の早期診断や予後予測に関する社会の高い関心とニーズに応えるものであり、受賞に相応しいと認める。
(2)
受賞者: 川嶋大介(千葉大学), 角田直人(首都大学東京), 有本英伸(産業技術総合研究所), 近藤克哉(鳥取大学), 山田幸生(電気通信大学)
表  題: 近赤外域の単一波長を利用した中和反応で生成する塩濃度の可視化
対象論文: 可視化情報学会論文集Vol.36, No.12 (2016年12月)
推薦理由: 本論文は中和反応時に生成される塩の濃度イメージング法を提案し、その有用性を明らかにしたものである。提案手法は、簡便かつ低コストで実施でき、かつ、高速なイメージングが可能であるため速い過渡現象にも応用できる。提案手法は、複数の化学種の混合場における反応輸送現象の可視定量的な解明にとって有用な技術であり、受賞に相応しいと認める。

技術賞(カテゴリI)


表  題: 超音波パルスドップラーによる食品物性の定量可視化技術
著  者: 芳田泰基(北海道大学), 田坂裕司(北海道大学), 朴炫珍(北海道大学) 村井祐一(北海道大学)
対象論文: Journal of Visualization, Vol.21 (2), pp.253-265 (2018年4月)
推薦理由: 本論文は、超音波ドップラー法を食品レオロジーの評価技術に使えるよう、新たな計測原理を開発し、その機能を立証したものである。提案手法は、フルーツ表皮の高度や内部空隙・液胞の空間分布を容易にイメージングすることを可能にしており、新たな非破壊検査技術として農業現場から食品加工ラインまで、直ちに実用化できる。非破壊での物性空間分布の可視化技術として、さらに技術発展の余地もある上、今後幅広い分野での普及が期待できる。以上により、受賞に相応しいと認める。

技術賞(カテゴリII)


対象製品: 日本カノマックス株式会社 (トモグラフィックPIVシステム FlowMaster PIV)
表彰内容: 可視化計測技術応用製品の販売と普及
推薦理由: 流体計測の分野で近年、急速な進歩を遂げたPIVにおいて、その最新の三次元計測技術がトモグラフィックPIVである。日本カノマックス株式会社は、この技術を製品化したDaVisの販売を通し、技術の普及に大きく貢献した。また、同社は、本学会主催のPIV講習会(可視化フロンティア)において、最新の計測技術の実演を通じて、技術者教育にも大きな貢献を成した。以上のような同社の技術的開発と本学会に対する貢献は、技術賞の授与に値すると判断する。

奨励賞

(1)
受 賞 者: 尾上 洋介(日本大学)
表  題: Group In a Box グラフ描画におけるツリー再配置
対象業績: 可視化情報シンポジウム (2017年7月) B108
推薦理由: グラフの描画においてノード配置は最大かつ最も根幹的な問題であり、長い研究の歴史があるにも関わらず現在も活発に議論されている。その問題において、対象となるグラフのデータ構造をツリーに置き換えてその順番を最適化するという解法の提案は秀逸であり、信頼性、汎用性、そして今後の発展性において大いに評価できる。以上により受賞に相応しいと認める。
(2)
受 賞 者: 山下 翔伍(トヨタ自動車)
表  題: パルスLEDを用いた感圧塗料計測における強度法と寿命法の比較
対象業績: 全国講演会(室蘭2017) 講演論文集, OS7-2-11
推薦理由: 本研究は、物体表面上の圧力や温度分布が可視化できる感圧・感温塗料(PSP/TSP)計測法の感度および計測精度を、従来法よりも大幅に向上させることに成功したものである。具体的には、励起・撮影法および圧力の評価法に着目し、センサであるPSPの発光特性(強度、寿命)を最大限に有効利用するような2つの新たな技術を開発している。開発した技術は、数々あるPSP塗膜方式の全てで利用可能であり、また、これまでのPSP計測事例への導入も容易である。そのアイデアの柔軟性や挑戦的な試みは、奨励賞に相応しいと認める。

映像賞


受 賞 者: 新原 俊樹(九州大学)
表  題: ファイルサーバ内の電子ファイル格納状況と時間変化の可視化
対象業績: 可視化情報学会ホームページフラッシュ掲載/可視化情報シンポジウム (2017年7月) ,B211
推薦理由: 本作品は、ファイルサーバ内の電子ファイルの保存状況およびその時間変化をツリー構造で表現し、非現用となった電子ファイルがファイルサーバ内のどこに存在しているのかを直感的に把握することができるように可視化したものである。また、本作品に付属する機能として、ツリー構造から当該電子ファイルに直接アクセスし、非現用の電子ファイルを除去することも可能にしている。公文書管理に関する問題が取り沙汰される昨今において、文書管理の課題解決に向けたツールとしての活用も期待できる作品である。以上により、受賞に値する作品と認める。

貢献賞


受 賞 社: 株式会社フォトロン
表  題: 可視化情報学会運営に関する貢献
対象貢献: 長年にわたり,学会の機器展示や広告掲載を通じて,学会運営に多大な貢献を果たしてきた.また,最先端の高速度カメラを開発・製造・販売し,可視化研究の推進に大いに貢献した.
推薦理由: 株式会社フォトロンは、長年にわたり、可視化情報シンポジウム、可視化情報全国講演会などの本学会主催のイベントにおいて、企業展示や広告掲載、可視化フロンティアPIV講習会の講師等を通じて、学会運営に多大かつ継続的な貢献を果たしてきた。また、最先端の高速度カメラの製品開発を行い、その製品はDynamic PIVに代表される革新的な可視化計測手法を数多く生み出すきっかけとなった。以上の理由から、貢献賞に相応しいと認める。

可視化情報学会 特別表彰


(1)門脇 美由紀「前事務局長としての学会運営に関わる多大な貢献」

第45回可視化情報シンポジウム

ベストプレゼンテーション賞

(1) 講演題目:「線形最小二乗法を用いた蛍光油膜画像における表面摩擦応力場の推定」
 講演者:李 澤辰(東北大学)

(2) 講演題目:「ノズルを含む3次元非定常流れ方向データの定量的可視化法」
 講演者:尾亦 範泰(東京大学)

(3) 講演題目:「店舗内の歩行者行動分析のための3次元時系列可視化」
 講演者:岡田 佳也(お茶の水女子大学)

(4) 講演題目:「蛍光異方性の温度依存性に対する溶液粘度の影響」
 講演者:執行 悠太(東京理科大学)

アート賞

大賞 溝口 美生,櫻井 亮介 (東京理科大学)
“Droplet painting”

金賞 新原 俊樹(東北大学)
“ファイルサーバ内の電子ファイル格納状況の可視化”

銀賞 藤田 涼亮,藤田 健介 (東京理科大学)
“Invisible canvas”

全国講演会(室蘭2017)

ベストプレゼンテーション賞

(1) 山本駿悟(室蘭工業大学大学院)
「熱画像法による水素吸蔵合金充填容器の発熱分布の可視化」

(2) 河内拓也(東京工業大学大学院)
「開口合成法を用いたエコーPIVの開発」

(3) 池田拓士(九州工業大学大学院)
「弾性運動翼の弾性変形部壁面近傍の渦度の成長」

(4) 野田達也(室蘭工業大学大学院)
「中空円筒内を流れる作動油のキャビテーション噴流の可視化実験(面取りおよびテーパ形状の影響」

第28期 表彰

第28期学会賞

論文賞


表  題: Algebraic design of multi-dimensional transfer function using transfer function synthesizer
著  者: Takuma Kawamura, Yasuhiro Idomura, Hiroko Miyamura, H. Takemiya
対象論文: Journal of Visualization, Vol.20, No.1, pp. 151-162 (2017) first). (online first)

技術賞(カテゴリI)

(1)
表  題: 実環境下での3次元流れ方向の計測手法
著  者: 白山晋,尾亦範泰, 安達健二

(2)
表  題: 論理演算に基づく,日本伝統家屋のレーザ計測点群データのセグメンテーションと半透明可視化への応用
著  者: 王晟, 長谷川恭子, 徐睿, 岡本篤志, 田中覚
対象論文: 可視化情報学会論文集, Vol.36, No4, pp.16-23 (2016)

技術賞(カテゴリII)


表  題: 可視化計測における高速度カメラの技術貢献
著  者: 高速度カメラ「FASTCAM」シリーズ:株式会社フォトロン

奨励賞

受賞者:  松田 佑(名古屋大学)(37 歳)
表  題: 感圧塗料 (PSP) による物体表面圧力分布の高度化
関連論文: 可視化情報 Vol.35, Suppl.1 (2015 年7月)若手スポットライトセションおよび可視化情報 Vol.36, Suppl.1 (2016年7月)A206.

映像賞

該当なし

貢献賞

受賞者:  サイバネット株式会社
表  題: ビジュアリゼーションカンファレンス開催に係わる貢献
対象作品: ビジュアリゼーションカンファレンスの運営(開催費負担を含む)を21年間主体的に行ってきた長年の貢献.

全国講演会(日立2016)

ベストプレゼンテーション賞

(1) 講演題目:自由表面流れ場における集水装置を有する軸流水車の後流特性
 講演者:佐藤 元紀(茨城大学)

(2) 講演題目:渦輪の固体平壁面衝突時における圧力場変動
 講演者:竹内 桃(室蘭工業大学)

(3) 講演題目:流量変化が重力渦式水車の流れ場に及ぼす影響
 講演者:鈴尾 亮太(茨城大学)

(4) 講演題目:片持ち弾性支持された断面辺長比の小さい角柱の流力振動特性と流れ
 講演者:水上 峻一(金沢大学)

高校生特別セッション

金賞
研究発表課題:スズメガの幼虫の重力定位行動
発表者:茨城県立日立第一高等学校 加藤 由稀、小川 航平、佐甲 魁世、斎藤 瑞紀

銀賞
研究発表課題:高校でできる実験をもちいた水素結合評価の挑戦
発表者:茨城県立日立第一高等学校 萬代 充裕、澤田 未来

第44回可視化情報シンポジウム ベストプレゼンテーション賞

(1)
講演題目: 「感温塗料による形状記憶合金表面の温度分布の時系列計測」
講演者: 加藤 優太(愛知工業大学)

(2)
講演題目: 「壁面情報を必要としない壁面せん断応力の導出に関する検討」
講演者: 市川 賀康(東京理科大学)

(3)
講演題目: 「高速液体マイクロジェットの体積制御に関する可視化実験」
講演者: 河本 仙之介(東京農工大学)

第44回可視化情報シンポジウム アート賞

大賞
タイトル: Micro-space odyssey
作  者: 酒井 大輝,執行 悠太,川上 拓海 (東京理科大学)

金賞
タイトル: 都市河川氾濫時における大規模避難シミュレーションの可視化
作  者: 廣川 雄一,西川 憲明,浅野 俊幸 (海洋研究開発機構),坂井 隆志 (イマジナリーパワー), 山田 武志,印南 潤二 (ベクトル総研)

銀賞
タイトル: つながる未来
作  者: 川副 由梨花,川原 直人,慶山 智昭,佐野 史亮,大工原 みのり,根岸 菜摘,宮下 裕也,宮田 佳苗,八木 達也 (東京都市大学)

第27期 表彰

第27期学会賞

技術賞

(1)
表  題: レーザーを用いた完全非接触でのLamb波生成可視化技術の開発
著  者: 神田 淳(JAXA) , 細矢 直基(芝浦工業大学) , 梶原 逸朗(北海道大学)
対象論文: 可視化情報, Vol. 35, Suppl. 2 (全国講演会京都2015), C105 (2015)
推薦理由: Lamb波生成にレーザーアブレーション,可視化にレーザードップラーを利用することで,十分な応答性・精度を有する完全非接触のシステムを構築し,自動かつ短時間でLamb波を生成可視化することに成功した.Lamb波を用いた構造損傷検知技術の実用化の道を拓いたという点で,本技術の有効性が示された.

(2)
表  題: Evaluation for rolling behavior of cell-sized particle by lateral observation in microchannel
著  者: 吉田 佳広(東京理科大学),亀谷 雄樹(東京理科大学),元祐 昌廣(東京理科大学)
対象論文: The 11th International Symposium on Particle Image Velocimetry (PIV’15), #B11, Santa Barbara, USA (2015)
推薦理由: 本技術は,これまでの併進運動のみを抽出するPIV/PTVを拡張させる技術であり,微小スケールにおける可視化技術の高度化はもちろん,スケールを拡張することも可能であり,可視化技術の進展に著しく寄与しうる技術であることが評価された.

奨励賞

(1)
受賞者:  田中 洋介(京都工芸繊維大学)
表  題: Thinning and Break-down Behavior of Liquid Film under a Droplet Floating on the Mother Phase
関連論文: The 16th International Symposium on Flow Visualization (ISFV16), #1159, Okinawa, Japan (2014)
推薦理由: バックライト法による可視化,デジタルホログラフィ応用計測,PIV等による流動解析など,様々な流れ場に対し研究し,主にデジタルホログラフィを用いた可視化計測において多くの評価される貢献があった.

(2)
受賞者:  八木 佐也香 (NTT (元お茶の水女子大学))
表  題: Storyline を適用した連続数値型時系列データ可視化のためのレイアウト手法
関連論文: 可視化情報, Vol. 35, Suppl. 1 (可視化情報シンポジウム), D108 (2015)
推薦理由: storylineを用いた時系列データ群の可視化法に関する新しい試みの提案がなされた.時系列データ群という,多くの分野で極めて重要でありながらも,情報可視化の分野では比較的研究が少ない対象に対して,発展性のある有望な手法を提案していることが評価された.

全国講演会(京都2015)ベストプレゼンテーション賞

(1)
講演題目: 「生体での感覚・恒常性維持反応の可視化と情報抽出」
講演者: 西村 智(自治医科大学・東京大学・JSTさきがけ)

(2)
講演題目: 「噴出速度の異なる高速乱流バーナー火炎の瞬間三次元密度分布の20方向シュリーレンCT計測と3Dプリンティング」
講演者: 石河 雄太(名古屋工業大学)

(3)
講演題目: 「レーザーを用いた完全非接触でのLamb波生成可視化技術の開発」
講演者: 神田 淳(宇宙航空研究開発機構)

第43回可視化情報シンポジウム ベストプレゼンテーション賞

(1)
講演題目: 「多孔質内におけるレイリーテイラー不安定性の可視化」
講演者: 兵藤陽光(東京工業大学)

(2)
講演題目: 「2段階誘電泳動を用いた腫瘍細胞の連続的分離」
講演者: 清水孝充(東京理科大学)

(3)
講演題目: 「Tomographic PIVによる撹拌槽内乱流の3次元可視化計測」
講演者: 高橋壱尚(横浜国立大学)

第43回可視化情報シンポジウム アート賞

大賞
タイトル: magne-synchronism
作  者: 市川賀康, 武藤真和(東京理科大学)

金賞
タイトル: Chlamy Art
作  者: 菊地謙次, 鹿毛あずさ, 石川拓司(東北大学)

銀賞
タイトル: 3Dプリンタによる透明樹脂を用いた3次元流体ダイナミックスの立体表現
作  者: 大道勇哉, 松尾裕一, 藤野敦志(JAXA), 酒井憲悟(豊通マシナリー), 藤田直行(JAXA)

第26期 表彰

第26期学会賞

論文賞

(1)
表  題: 円盤翼の急激迎角変化時の過渡的な渦構造
著  者: 長谷川裕晃(秋田大学),島川達也(筑波大学・院),松内一雄(筑波大学),中川健一(秋田大学)
対象論文: 可視化情報学会論文集,Vol.34, No.6, pp.9-16 (2014).
受賞理由: 本論文は,迎角が急激に変化する円盤翼に働く流体力とその周りの流れ場を調べたものである.2次元と3次元のPIVを駆使し,円盤翼周りの非定常な渦構造が詳細かつ精度良く可視化されている.渦構造の変化と流体力の変化の相互関連が議論されており,通常の翼の非定常効果と三次元効果に関する基礎研究として高く評価できる.また,流体力の制御法開発や,鳥・昆虫など生体の飛行システム解明など幅広い研究分野に有益な知見を与えるものである.
(2)
表  題: Mass transfer caused by gravitational instability at reactive solid-liquid interfaces
著  者: Ryoko Otomo(関西大学), Nobuhiko Ishii(北海道大学・院), Keita Takahashi(北海道大学・院), Shusaku Harada(北海道大学)
対象論文: Journal of Visualization, Vol.17, Issue 1, pp.49-57 (2014).
受賞理由: 本論文の著者らは,硫酸銅水溶液中におかれたステンレス製球形粒子群流動層と銅製電極に電圧を印加し,銅製電極から硫酸銅水溶液へ移動する銅イオンの濃度を赤外線吸収法によって可視化した.電極は粒子群上方に置かれており,密度の大きな銅イオンが粒子群に降下堆積した.銅イオンの輸送量は粒子の幾何学的配置に依存すること,密度差に伴う不安定性に起因した対流が輸送特性を支配することが明らかとなった.本論文により得られた知見は,様々な物質の輸送過程を時空間的に捉える手法を確立すると共に,流動層における対流現象の解明に寄与する.

技術賞

(1)
表  題: MusiCube: 特徴量空間における対話型進化計算を用いた楽曲提示インタフェース
著  者: 斉藤優理(お茶の水女子大学・院), 伊藤貴之(お茶の水女子大学)
対象論文: 可視化情報学会論文集, Vol.34, No.9, pp.17-27 (2014).
受賞理由: 本論文では,様々なジャンル・アーティストの楽曲の中から,楽曲の特徴に関するリスナーの嗜好に合わせて選曲する楽曲提示インタフェース「MusiCube」を構築し,その有用性を検証している.タイトルやアーティスト情報などのメタデータを用いた従来の提示インタフェースと異なり,多次元楽曲特徴量をもとに対話型進化計算によってリスナーの嗜好を学習することで,リスナーの感性に合った楽曲の提示を実現するもので,感性データを可視化する新しい技術として今後の発展が大いに期待できる.

(2)
表  題: Story visualization of novels with multi-theme keyword density analysis
著  者: Miyuki Yamada(日本大学・明星大学), Yuichi Murai(北海道大学), Ichiro Kumagai(明星大学)
対象論文: Journal of Visualization, Vol.16, Issue 3, pp 247-257 (2013).
受賞理由: 本論文では,文学作品の数値化解析による可視化法として提案されたキーワード濃度分布の視覚像表現を異なるカテゴリーの戯曲と小説に適用して,一つのテーマに対する物語の展開パターンが作品によってどのように異なるかを視覚像として示している.さらに,複数のテーマが複雑に関連して描写される小説において,それらのテーマの相互関連やそれが物語の進行とともにどのように展開していくかを3次元的に視覚化する手法を示している.これらの結果は,今後文学作品を多様な観点から解析し,新たな発見につなげていく研究に資するものと期待される.

奨励賞

(1)
受賞者:  菊地謙次(東北大学)
表  題: Near wall flow visualization by inclined-observation using confocal micro PIV method
対象業績: The 12th International Symposium on Fluid Control, Measurement and Visualization (FLUCOME2013), OS10-02-3 (2013).
受賞理由: 候補者は,マイクロ流れや生体内流れに関する研究分野において可視化技術を駆使した実験的研究で多くの業績を挙げた.特に,本論文は,共焦点顕微鏡を用いたマイクロPIV法による壁面近傍速度場計測において,その測定面を傾斜させることで速度分布の疑似三次元的な測定の可能性を見いだしたものであり,その簡便性と有用性に鑑みて技術的に高く評価できる.こうした氏の取り組みを通して,今後の研究活動が大いに期待できる.

(2)
受賞者:  松岡大祐(海洋研究開発機構)
表  題: 多次元伝達関数の地球流体シミュレーションの可視化への応用
対象業績: 可視化情報, Vol.33, Suppl.II, 可視情報全国講演会(会津2013)講演論文集, pp. 275-276 (2013).
受賞理由: 候補者の一連の研究では,シミュレーション結果の情報可視化において,多次元的な伝達関数(カラーマップ)や多変量解析等の手法を応用することで,研究者の気づきを促し,多変量データの新たな解釈を導き出す手法の開発に成功している.その成果は,地球科学と可視化情報の両分野の垣根を超え,新しい分野が切り開かれる段階に到達しようとしている.今後も,活発な研究活動によって,可視化情報における長期的な貢献および優れた業績が期待できる.

映像賞

(1)
受賞者:  佐藤慧拓(東洋大学 理工学部), 菊地謙次(東北大学), 望月 修(東洋大学)
表  題: 葉脈流れの可視化
対象作品: 2013年4月 学会HP フラッシュ (2013).
受賞理由: 本映像は,蛍光色素を植物ナンテンの葉に吸わせ,その高解像度蛍光マクロ像を微速度撮影することで,複雑に枝分かれした葉脈内の流れの可視化を行ったものである.吸われた水が葉の中央脈から分岐した側葉脈へ徐々に浸潤していく,植物内部の水の流れが鮮やかに可視化された,これまでにない可視化映像である.葉先端方向の吸水速度に関する学術的な知見を与えただけでなく,可視化技術の素晴らしさを広く一般に知らしめることのできる,美しい映像である.

第42回可視化情報シンポジウム ベストプレゼンテーション賞

  1. 講演題目:Visualization of Scallop Larva Distribution in Funka Bay
    講演者:趙 コン (京大院)

  2. 講演題目:「スプレー塗装型非定常PSPの遷音速風試への適用と評価」
    講演者:杉岡 洋介 (東北大)

  3. 講演題目:「インデューサに発生するキャビテーションの高速度ビデオによる可視化」
    講演者:角田 篤洋 (東工大)

  4. 講演題目:「2色シート光とフレーク状粒子による円管内乱流パフの渦構造可視化」
    講演者:大久保 順平 (北大院)


第42回可視化情報シンポジウム アート賞

  • 大賞
      タイトル:粒子ベースレンダリングを用いた松が峰教会の半透明レンダリング
      作者:王 セイ, 長谷川 恭子, 岡本 篤志, 田中 覚 (立命館大)
  • 金賞
      タイトル:三次元プリンターを用いた航空機周り流れ場の数値シミュレーション 結果の立体可視化模型
      作者:石向 桂一, 松尾 裕一, 藤野 敦志, 酒井 憲悟, 藤田 直行 (JAXA)
  • 銀賞
      タイトル:笑顔のシンフォニー   作者:茨城 和花 (東洋大)

第25期 表彰

第25期学会賞

論文賞

(1)
表  題: Development of ultrasonic visualizer for capturing the characteristics of viscoelastic fluids
著  者: 白鳥 貴久(北海道大学大学院), 田坂 裕司, 村井 祐一(北海道大学), 武田 靖(Institute of Food Nutrition and Health, ETH Zurich)
対象論文: Journal of Visualization, Vol.16, No.4, (2013) 275-286

技術賞

表  題: High-quality particle-based volume rendering for large-scale unstructured volume datasets
著  者: 坂本 尚久(京都大学), 前田 直哉(京都大学院), 河村 拓馬(日本原子力研究 開発機構) , 小山田 耕二(京都大学)
対象論文: Journal of Visualization, Vol.16, No.2, (2013) 153-162

奨励賞

受賞者:  元祐 昌廣(東京理科大学)
表  題: An Evaluation of Manipulation Force for Droplet by Photothermal Marangoni Effect
関連論文: 12th International Symposium on Fluid Control, Measurement and Visualization (FLUCOME2013), (2013), OS10-01-3 他

映像賞

受賞者:  吉田 晶樹(海洋研究開発機構)
表  題: Three-dimensional visualization of numerically simulated, present-day global mantle flow
関連論文: Journal of Visualization, Vol.16, No.2, (2013) 163-171

第41回可視化情報シンポジウム ベストプレゼンテーション賞

  1. 講演題目:A Visualization Study for the Dynamic Behaviors of Water Masses for Northwestern Pacific near Japan
    講演者:趙 堃 (京都大学院)

  2. 講演題目:シンセティックジェットを用いた翼周り剥離流れの制御における大規模な渦構造の時空間での可視化
    講演者:阿部 圭晃 (東京大学院)

  3. 講演題目:光熱マランゴニ効果を用いた微小液滴操作時における駆動力の評価
    講演者:武藤 真和 (東京理科大学)


第41回可視化情報シンポジウム アート賞

  • 大賞
    タイトル:現代版ゴッホが描いた地球
    作者:松岡 大祐 (海洋開発研究機構)
  • 金賞
    タイトル:三次元シミュレーションデータの実空間への投影
    作者:川原 慎太郎 (海洋開発研究機構)
  • 銀賞
    タイトル:送灯
    作者:松本 貫 (名古屋市立大学)

全国講演会(会津2013)ベストプレゼンテーション賞

  1. 講演題目:トンボの飛翔メカニズムの解明-空気力と翅周り流れの相互作用について-
    講演者:小林 諒郎(東海大学)
  2. 講演題目:多孔質内における混和性二相の密度差自然対流の可視化
    講演者:末包 哲也(東京工業大学)
  3. 講演題目:2色発光水を用いた水滴温度の可視化
    講演者:飯島 由美(宇宙航空研究開発機構)

第24期 表彰

第24期学会賞

論文賞

(1)
表  題: 「矩形管内気体流れに対するMTV の適用」
著  者: 山口 浩樹(名古屋大学), 中嶋 悠貴, 山口 顕央(名古屋大学大学院), 松田 佑, 新美 智秀(名古屋大学)
対象論文: 可視化情報学会論文集 Vol. 32, No. 6, (2012) 15-20
(2)
表  題: ”Vortical Dynamics in the Wake of Water Strider Locomotion”
著  者: 李鹿 輝(山形大学)
対象論文: Journal of Visualization,Vol.15, No.2 (2012) 145-153

技術賞

表  題: 「正方形平板突起から流出するヘアピン渦挙動の可視化」
著  者: 山田 英巳(大分大学), 西 優(大分大学大学院), 三好 清子(大分大学大学院)
対象論文: 可視化情報(可視化情報全国講演会(姫路2012)), Vol.32-Suppl.2 (2012) 213-214

奨励賞

受賞者:  武藤 昌也(京都大学)
表  題: 「回転球周りの流れ場の遷移過程と負のマグナス効果の関連に関する研究」
関連論文: ”Numerical visualization of boundary layer transition when negative Magnus effect occurs”, Journal of Visualization, Vol. 15, No.3 (2012) 261-268 他

第40回可視化情報シンポジウム ベストプレゼンテーション賞

  1. 講演題目:多変量解析を用いた海洋大循環モデルの可視化
    講演者:松岡 大祐(海洋研究開発機構)

  2. 講演題目:高速度スキャニングステレオPIVによる低フルード数浮力噴流の3次元渦構造に関する研究
    講演者:渡部 龍太(新潟大学大学院)

  3. 講演題目:高熱伝導性を有する感圧塗料の開発
    講演者:江上 泰広(愛知工業大学)


全国講演会(姫路2012)ベストプレゼンテーション賞

  1. 講演題目:Wave Finite Element法を用いたタイヤ振動の可視化
    講演者:和氣 充幸(ブリヂストン)

  2. 講演題目:構造音響連成系の現象理解のための解析法
    講演者:古屋 耕平(岐阜大学)

  3. 講演題目:地下空間充填ペーストのレオロジー特性に関する数値解析
    講演者:斉藤 弘樹(北海道大学)