| 表 題: | 「時空間相関情報の多次元解析に関する研究」
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| 著 者: | 桐本 兼輔, 西尾 茂(神戸大学) |
| 対象論文: | 可視化情報学論文誌, Vol.29 No.11, (2009) 67-75 |
| 推薦理由: | 本論文は, 時系列に連続するPIVの相関分布を時空間情報として三次元的に捕えることによって, 相関値の連続性を利用可能とし, 精度の高い時空間微分を求める方法を提案したものである. これによって, 速度や渦度だけではなく, 運動量束の計測も可能とした. 更には, 近年, 高速度化及び高解像度化しているPIVの画像情報を有効に活用することを可能としており, その学術的貢献は非常に大きい. |
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| 表 題: | 「粒子ベースボリュームレンダリングのための粒子密度推定法 ―大規模非構造ボリュームデータに対する適用―」
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| 著 者: | 河村 拓馬, 坂本 尚久, 山崎 晃, 小山田 耕二(京都大学) |
| 対象論文: | 可視化情報学会論文誌, Vol.28, No.11, (2008) 69-77 |
| 推薦理由: | 本論文では, 三次元数値データを粒子で適切に表現し, 粒子数オーダで実現する新しいボリュームデンダリング方式を提案しており, 解像度の可視化パラメータが同じなら, 格子数が増加しても格子数は変化しないため, 拡張性の観点で非常に有効である. 今後, 大規模なシミュレーションにより, 格子数は飛躍的に増加することが予測される. そのような状況でも対応可能な点が評価に値する. よってその新規性と拡張性の両面から, 論文賞に値すると評価する. |
| 候補者: | 崔 題恩(日本大学) |
| 表 題: | "Cross-sectional Impedance Measurement of Particle Flow in Microchannel" IWPT-3, (2009) paper#86 (参考:可視化情報学会論文誌, Vol.30, No.3, (2010) 17-24) |
| 推薦理由: | 本論文は, マイクロスケールのチャンネルに対して, プロセストモグラフィー手法を応用したもので, 独創性が高い. マクロスケールでは電極などの設置は比較的容易であるが, マイクロスケールでは困難になる. このような困難を克服し60チャンネルに及ぶデータを取得するとともに評価を行い, その実用性を議論している. 将来性が高く, 今後の活躍も期待できる. |
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| 候補者: | 山田 美幸(北海道大学) |
| 表 題: | 「電子テクスト解析による英文学作品のストーリーの可視化」 |
| 対象論文: | Journal of Visualization, Vol.12, No.2 (2009), 181-188 |
| 推薦理由: | 本論文は, 文学作品で用いられた英単語に対し, 登場人物や感情毎にその出現時期と頻度を抽出し, 得られた分布に対してラプラス方程式を解くことによって, 文学を可視化するという全く新しいアプローチを考案したものである. また, 実際にシェークスピアの作品を解析し, 文学を可視化することが可能であるということを実証した. 著者の着想は非常に斬新であり, 今後の活躍が大いに期待される. |
| 表 題: | 「Splash Formation by a Spherical Body Plunging into Water」 |
| 著 者: | Kubota Y., Mochizuki O. (東洋大学) |
| 対象論文: | Journal of Visualization, Vol.12, No.4 (2009), 339-346 (参考:可視化情報学会Webページ「2009年12月のFlash」) |
| 推薦理由: | 球体が水面に衝突した時の, 水の跳ね(スプラッシュ)を高速度カメラで撮影し, その発生について議論した論文である. 3種類のスプラッシュに対して, 美しい映像を取得されている. 時系列のスプラッシュの変化は魅力的で, また透明な球体との対比も美しい. なお, 参考としたflashは球体ではなく下部が円錐状の物体の突入であるが, 同様に美しい画像が取得されている. いずれも単純な現象ではあるが, 物理的にも面白い映像を取得されており, 映像賞に値すると評価する. |